山梨 森のようちえんネットワーク

“子ども”と“自然”

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「こわいけどやってみたい」「やってみたいけどこわい」

「こわいけど、やってみたい」
「やってみたいけど、こわい」

下の森にあるやぐら 大人も見あげる高さ
春になったばかりの頃、そのやぐらに
「うえにのぼりたい!」と二人の
年中の女の子がやってきてチャレンジ。
「どうのぼればいいの~」途中まで登って、困った…こわくなってきた…



「やめとく?」
「ううん」と首を振る。
どこに手をかけ、足をかけるか。慎重に、ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて、
自分の力を信じて、進んでいく。
上に登ってみた景色。どんな景色が見えただろうか。
降りるのも、実はけっこうこわい。
降りると、「もういっかいのぼる」と、何度も何度も繰り返し登った。
そのたびに変わる表情。

もう一人の子は、何度もチャレンジして途中でやめた。
《やってみたいけど、こわい》
そこから見える景色がある。
どちらの景色も、動き出す力につながる。
子どもたちと過ごしているとそう感じる。

そして秋、年少児がチャレンジし始めた。
年中児の女の子がそばにやってきて
「〇〇がみほんをみせてあげる」「みてて」を手とり足とり教える。
教えてもらうのはうれしいけれど、自分だけでやりたい気持ちにもなる。
年中児は教えてあげたくてうずうずしているが
自分でやりたい年少児の気持ちもわかる。
そっと、立ってみている。

森の中で

湧き上がる、気持ち
どこからやってくるのだろう。

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