森のようちえんのお泊りキャンプは、年長さんから中学生OBまで、たくさんの子どもたちが遊びに来てくれました。
面白かったのが、テントの配分。いつもようちえん児と低学年以外は自分たちで自然とテント割を決めているのですが、決めるという決意もなく自然に収まっているという感じです。今年一人の男の子から、テントは先生が決めてほしい。だってもめるから。くじ引きでもいいし、ランダムにしてください、と要求がありました。
好きなテントで寝たい子たちからは、反対の声があり、二人で話し合い解決したようで、結局くじびきも職員が決めることもなかったのですが、その時話し合ったこと、
学校でもよくこういうことあるの?
学校ではないよ。だって全部決まってるからね。
確かに、好きなところで寝ていいと言えば、声の強い子やリーダー的な存在の子がいい場所を取ってしまうということはあるなあ。
でも、今回みたいに、それはおかしいっていう人がいればいいんじゃない。
そうだね。小さい人の声や弱い人の声を代弁する人がいればいいよね。
自由は難しい、自由はたくさん考える、自由はときに面倒くさい。
でも、自由を求めるのが人間だよね。
森のようちえん きらきら星 宇田川