梅雨が明けようとしている。
梅雨の間のお楽しみといえば、森のようちえんならではの、あめ・あめ・あめ・・・を
まるごと水遊びとして楽しむことはもちろんなのだが。
子どもたちの目が違った色合いできらりと輝やくのは、
森を歩くとあちらこちらと・・・目に留まる、かわいい野イチゴたち。
オレンジ色のもみじいちごに、赤いくまいちご。
勝手知ったる子ども達は、その実に、そろりそろりと腕を伸ばし、
棘を除けながらとっていく。
初めて森に入る小さな友達には、リクエストに答えて取ってあげたり、
取り方を教えてあげたり、棘にさされないよう、そっと枝を持ち上げてあげたり。
目をキラキラさせながら
ようやく取れたその実を「食べていい?」というバンビーノの約束の言葉で確かめてから、
嬉しそうに口に入れる。
お友達と目を見合わせながら満面の笑みになったり、
ん????解釈しきれない味??といった様な顔になったり。
実を取るという、昔から当たり前に行われていた事が
今の時代にあっては、もう少数派になってしまったようにも思う。
自然に触れて、感じて、ときに味わって。
これからの時代も子どもたちの原風景に、こんな素敵な出会いがありますように。
あ、これは、美味しそうなのに、あまり美味しくはないのよね。
へびさんたちは、好きなのかしら?